バリコーヒーの飲み方・いれ方
2008年 10月 13日
ベトナムコーヒーの方が有名なようで、店でもよくお客様に

「バリ島のお土産でコーヒーをもらったけど、
袋を開けてみたら、見たことないような細かい粉状だし、
これ一体どうすればいいの!?」
という方もご安心ください。
バリコーヒー、淹れ方めっちゃ簡単です。
【誰でもかんたんに出来るバリコーヒーの入れ方

①バリコーヒーの粉(極細かく挽いてある、粉状のもの)を、
グラスもしくはコーヒーカップに
小さじ山盛り1杯入れる
(甘いコーヒーが好きな方はこのときにお砂糖も入れる)
②上からお湯を注ぐ
③スプーンでかき混ぜる
出来上がり!!!
めっちゃ かんたんでしょう~?
しばらく待ってから、
グラスの底にしずんだコーヒー粉は残して、
うわずみを飲みます。
ちなみに、お客様のお話をうかがっていると、
「入れ方がよくわからなくて普通にコーヒーメーカーにセットしてしまった」
という方がいらっしゃいましたが、
コーヒーメーカーにいれるとどうなるかというと、
細かい粉でフィルターがつまって
コーヒー水がフィルターの上端からどんどん溢れてくる
お気をつけくださいませ・・・
バリコーヒーというのは、コーヒーポットいらない、フィルターもいらない、
難しい入れ方や道具やコツもないので、
とってもシンプルで、
いかにも南国の人のやり方だな~と
いつも思います。
味はベトナムコーヒーほど深煎りでなく、のみやすい味ですよ。
酸味が少なく甘みと苦みがあります。
そんなカンタンなバリコーヒーですが、
店主&料理長の話によると、
『子供の頃は、お湯を入れるのすら面倒臭く、
コーヒー粉と砂糖を混ぜたものをそのまま食べてた...』
とか!
それって美味しいの~?!
ま・店主&料理長が子どもの頃といえば(1970年代?)、
まだまだ田舎だと、ガスコンロが普及しておらず
お湯をわかすために、焚き木を探しに行くっちゅう時代ですから、
そういう事もあったのかな・・・?
ちなみに、バリ島では『コーヒーは砂糖入り』が常識です。
私の経験では、
バリ人の親戚の家などでコーヒーをいただくときに、
『コーヒー、砂糖抜きで下さい』
とわざわざ頼んでも、
砂糖抜きのコーヒーなんて、「ありえない事」だからでしょうね~
なんかの聞き間違いだ
と思われて、
普通にバリ人仕様の
極甘コーヒー
が出てくるか、
こころもち砂糖控え目
のコーヒーが出てくるかのどっちかでした・・・・・。
さように厳しい砂糖ぬきコーヒーへの道・・・

<↑写真 : 店主の実家にて。バリコーヒー>
きっとそれくらいバリ人にとってありえない事なんだなぁ。
砂糖のないコーヒーって・・・
と実感する体験でした。
でも観光客向けの場所(ホテルや外人向けレストラン)では、
もちろん砂糖は別にして出てきますから
バリ島旅行に行かれる方、ご安心ください…
「現地ではミルクを入れるのかどうか?」
という事も良くお店で質問いただくのですが、
ミルクはバリ島では入れないのが主流のようです。
と言うか、店主の田舎(バリ島のど真ん中田園地帯)のようなとこでは、
みんな牛乳を飲みません。
店主が子供の頃は村にまだ電気がなく、ましてや、冷蔵庫なんて・・・
という環境なので、
生の牛乳というのが田舎はほとんど流通しておらず、
バリ島でミルクと言えば、まだまだ常温保存出来る練乳か、粉ミルクが主流なのです~。
(といっても最近はインドネシア急激に経済発展していますので、
経済的に豊かな環境のお家や、
街のひとびとの暮らしはちょっとかわってきているかもしれませんが・・・)
そしてCAFE NADIでは、
「ガラスのグラスにフタ」のスタイルはバリ島の田舎流、現地そのままですが、
お砂糖とミルクは別で、お好みで足して頂けるようにしてお出ししています。

と思った方へ・・・
もっともっと変わった飲み方があるんです↓ 別記事
変わった飲み方のインドネシアコーヒー「kopi teburuk」他
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